発信ツールは何が良いのか?続けられる人が必ずやっている考え方
こんにちは、micocoro designです!
スマホの普及で、SNSやブログ、動画配信など、発信の手段は一気に広がりました。誰もが手軽に情報を発信できるようになり、ECをはじめとするビジネスも参入が相次ぎ、今や飽和状態。だからこそ最初にぶつかるのが「どのツールを選べばいいのか」という壁です。迷った末に全部に手を出してしまい、結局どれも続かない──そんな経験をした人は少なくないはずです。
そこでこの記事では「発信ツールは何が良いのか?続けられる人が必ずやっている考え方」についてご紹介したいと思います。
発信の目的は「届けたい相手」にある
本来、発信の目的はシンプルです。「自分の思いやこんな素晴らしいサービスを人々に届けたい」という動機が多いと思います。そこで人は発信をしようと思うけれども、ここで多くの人が立ち止まるのは「どのツールなら一番届くのか?」という点です。
企業でも「とりあえず全部やろう!」というケースは少なくありません。しかし広報の体制や人材が整っていない場合、
結局続かなくなってしまう…
または発信内容が疎かになってブランドイメージがおかしなことに…
みたいな事例が多いように思います。だからこそ、限られた労力はできるだけ効率的に使っていきたいですよね。
実際は、どのツールを使うのかというのはあまり関係なくて、ツールはあくまで後から選ぶ「手段」にすぎません。厳密に関係がないわけではないのですが、それより大事なのが「誰に届けたいのか」を明確に描くことだと思っています。これはペルソナの設定にも似ているのですが、その誰かをトレースするような感覚でいると、届けたい人の思考が徐々に見えてきます。この「誰に届けたいのか」を明確に想像できる感覚は慣れ次第で、サイトやEC運営、広告運用など全てに応用が可能なので、お役立ちポイントです。
「誰に届けたいのか」を具体的に描くコツ

単に年齢や性別、職業といった表面的な属性を並べても、相手像はぼんやりしたままです。より具体化するためには次の視点が有効です。
- 家族構成:独身か、子育て中か、あるいは介護をしているか
- 価値観:「効率重視」なのか「安心感を求める」タイプなのか
- メディア嗜好:ニュースを毎日見る人か、バラエティ好きか、Netflixで海外ドラマを観る人か
- SNSの行動:どんな投稿に「いいね」しているのか、そのコメント欄でどんな言葉を使っているか
このように細部まで想像していくと、相手像は一気にリアルになります。
発信ツールはペルソナによって自然に決まる
「どのツールが正解か?」という問いに、万能の答えは存在しなくて、
例えば…
- 日々リール動画を楽しむ子育てママがターゲットなら、Instagramが有効
- ニュースや意見交換を重視するビジネスパーソンなら、Xの方が刺さりやすい
つまり「発信ツールはペルソナを描けば自ずと決まる」です。では、どのようにペルソナを描いていくかという点についてなのですが、それは
「リサーチをしまくる」
この一言に尽きます。実際、リサーチなんて、誰かやってよ・・・というくらい面倒な作業だと思うのです。でも、このリサーチ癖がつくと、ここに価値が出ることが多々あります。
発信を成功させる鍵は「ツール選び」ではなく「相手を描き出すリサーチ力」にあると、私はこれまでのECでの販促や、SNSの広告運用をしてきた中で効果を実感してきました。
多くの人は「なんとなくの人物像」で発信を始め、届かないという壁にぶつかります。そこを突破するのが徹底したリサーチです。
具体的には次のような方法があります。
- SNSで似たジャンルの投稿を探し、いいねしている人のプロフィールや過去投稿を分析する
- その人が使う言葉やよく反応する話題をノートにまとめる
- 競合サービスや商品のレビュー欄を読み漁り、悩みや不満を抽出する
- 可能ならアンケートやヒアリングで実際の声を集める
こうしてリサーチを積み重ねると、相手像は「架空の誰か」から「今、目の前にいるリアルな人物」へと変わっていきます。その瞬間、発信する言葉もツール選びも格段に精度が増してきやすくなります。
小さな観察から始めよう
いきなり完璧なペルソナを描く必要はなく、まずは小さな観察から始めてみるのがおすすめです。
SNSで自分が発信したいジャンルに近い投稿を探し、反応している人をチェックしてみてください。そのプロフィール写真や言葉遣いから、人物像の断片が見えてきて、こういうキーワードが刺さりやすいのではないか・・・そんな感覚が手に取るようにわかるようになっていくと思います。
まとめ:発信ツールは相手から逆算する
発信ツール選びに迷ったら、ツールはあくまで手段であり、まず「誰に届けたいのか」を考えてみてくださいね。そして、その人物像を描く力は、徹底したリサーチから生まれるので、人物像が明確になれば自然と、次に取るべきアクションがわかってきて、選ぶべき道は決まります。
リサーチを重ねることで、そのワードが強く届くようになります。ぜひ、試してみてください。